ユニオンチーズの技術革新の歩みと未来への展望

進化するユニオンチーズ

まずは、ユニオンチーズの技術の移り変わりについてお話ししたいと思います。

過去を振り返ると、私たちは自社の技術を前面に押し出すというよりも、お客様のご要望に応えることを最優先にして、あらゆる依頼に対応し、日々業務に取り組んでいました。例えば、「明日までに商品が欲しい」というご要望に応えるために、その日の夜中に追加で製造を行うこともありました。朝から深夜まで、機械だけでなく人の手で製品を詰めることも多く、人の力の偉大さを感じる毎日だったと思います。

その後、製造効率を向上させるため、さまざまな機械を導入し、手作業中心の効率から機械効率の向上へとシフトしていきました。これにより、お客様のニーズにさらに柔軟に応えられるよう、進化を遂げてきました。しかし、すべてを機械に任せるわけではなく、今でも一部は人の手で製造を行っており、「人と機械の融合」という形で、コンサルティングから製造、加工、販売まで、万全の体制でお客様のご要望にお応えできるよう努めています。

私たちは、日々の改善を積み重ねながらお客様の要望に応えることで、独自の技術を磨き、進化させています。また、現在では製品および会社全体の「安心・安全」への要求が高まっていることを受け、ユニオンチーズでは食品安全に関わる国際認証である「FSSC22000」を取得し、安全管理の徹底を図っています。

未来に向けては、機械の進化とともに、働く人々の成長も促進し、「作業」ではなく「仕事」として自発的に考え、行動できる環境を整えています。気付きや気遣いができる社員が、新しいことにワクワクしながら挑戦し、他人事ではなく自分事として責任を持つ――そんな人の集まりを目指し、日々「改善」を実行しています。 今後もお客様のご要望にお応えできるよう、コンサルティング、加工、販売、品質保証のあらゆる分野で独自の技術を磨き続けていきます。今後は、それぞれの技術に焦点を当て、皆様にお伝えできればと考えています。